Subject   : SCM (Supply Chain Management)

カテゴリー : ビジネス


 SCM (Supply Chain Management)
 原材料の調達から製造、流通、販売までの一連の流れを管理して、サプライチェーン全体の動きを見ながら、経営判断の迅速化を図る意思決定支援システムのこと。

企業や組織の壁を超え、ひとつのビジネス・プロセスとして経営資源や情報を共有し、全体の最適化を目指してプロセスの無駄を徹底的に削減することを目的とする。

たとえば小売情報をチェーン全体で共有できれば、製造会社や部品供給会社もより素早く的確に資材を発注することができる。受注から納入までの期間が短縮できるうえに、納期回答の迅速化にもつながり、顧客満足度の向上も期待できよう。このように、複数の企業や組織の壁を超えてひとつのビジネス・プロセスとして経営資源や情報を共有し、チェーン全体の最適化を目指してプロセスの無駄を徹底的に削減していくことが、SCMの狙いである。

● SCEM(サプライチェーンイベント管理)
Supply Chain Event Management、受注から納品に至るまでに発生するさまざまなイベントについて、たとえば、輸送中、商品の到着、積み込み完了といった現在の状態を時系列で詳細に把握し、当初の計画どおりにプロセスが進んでいるかどうかを管理すること。サプライチェーン全体に対する可視化を強めるとともに、イベントを地理的な情報を含めて特定し、問題が発生した場合には代替案を生成してアクションを起こすなど、SCMよりさらに高度な管理を可能にするものである。SCMの新潮流として、流通業界を中心に注目されている。

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