Subject   : COPE(Corporate Owned, Personally Enabled)

カテゴリー : ビジネス


 COPE(Corporate Owned, Personally Enabled)
COPEとは、企業などで従業員に支給した情報端末などで、一定の条件や制限のもと私的な利用を許可すること。

企業にとっては、端末の購入代金などはかさむが、端末の種類を揃えることで導入・運用のコストを抑えたり、共通のセキュリティ設定により情報漏洩やウイルスの持ち込みなどを抑制することができる。従業員にとっては、私的利用に一定の制限はあるものの、一台の端末を仕事とプライベートの両方で利用することができる。

これに対し、従業員が私物の情報端末を持ち込んで業務に利用することを「BYOD」(Bring Your Own Device)という。

● CYOD(Choose Your Own Device)
CYODとは、企業などで従業員が業務に使用してもよい携帯端末を何種類か選定し、それぞれ自分が使いたい機種を選んで利用すること。端末の購入や携帯回線の契約などは企業側で行うが、あらかじめ承認された範囲内で従業員による私用を認める場合が多い。

従業員が私物のスマートフォンやタブレット端末などを業務で利用することをBYOD(Bring Your Own Device)というが、費用を原則として従業員が負担する反面、セキュリティ対策など企業側のシステム利用ポリシーを守らせるのが難しかった。

CYODでは企業側が自社のポリシーに則ってセキュリティ対策や使用できるソフトウェアの制限を行った端末を数種類用意し、従業員はその中から自分が使いたい機種を選んで使用する。費用は企業側の負担となるが、従業員へは自宅への持ち帰りや旅行などへの携行を認め、許諾されたソフトウェアやサービスによる私用を認める。

個人用携帯機器の活用による生産性や従業員満足度の向上などの利点は残しつつ、野放図に私用機器が持ち込まれシステム運用が混乱したりセキュリティが疎かになる弊害を軽減した、BYODと端末持ち込み禁止の「折衷案」とも言える利用モデルである。

 ⇒ プロジェクトマネジメント(PM) 

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