Subject   : レゾルバ(resolver)

カテゴリー : デバイス > センサ


 レゾルバ(resolver)
  角度検出器の一種。2相シンクロとも呼ばれる。誘導モータと似た構造で,ロータとステータの両方に,巻き線方向が直交する2相のコイルが巻かれている。ステータの2相コイルには交流を流す。ロータの回転に伴い,ロータの2相コイルから出力される電圧の位相が変化することを利用して角度を検出する。

 ロータリエンコーダに比べて構造がシンプルで,悪環境での使用に向いている。ただし,信号処理回路が複雑になる,検出精度がエンコーダに劣るといった欠点がある

 レゾルバは、クルマのエレクトロニクス化とともに、適用範囲を広げてきた。多摩川精機は“レゾルバ”と呼ばれる角度センサで国内最大手。レゾルバは、ハイブリッド車の駆動機構やEPS(電動パワーステアリング)などブラシレスモータに組み込まれている。角度センサの中でも絶対角を検知できるのが特徴です。

 ○ 回転角センサ
回転する物体と回転しない物体との間の回転の差分を検出する。
たとえば、自動車における車輪速センサやハンドルの舵角センサなどがこれに当たる。通常、ジャイロスコープのような角速度センサは含まれない。磁気を利用したものが小型になってきている。
 ⇒ センサの種類

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