Subject  : 温泉(hot spring、thermal spring)

カテゴリー : 地球科学 


 温泉(hot spring、thermal spring)
 科学的には、その土地の年平均気温より高い水温をもつ湧水と定義。

温泉法では地中から湧出する温水・鉱水・水蒸気等のうち、次の条件のいずれか一つを満たすものとされる。
1)水温が25℃以上、
2)溶存成分の総量が 1 g/kg以上、
3)CO2・NaHCO3・H+・硫黄など17成分のいずれかが所定の含有量を超える。
なお、一般には泉温が25℃未満は冷鉱泉、25℃以上34℃未満は低温泉、34℃以上42℃未満であれば温泉、42℃以上であれば高温泉と区分。以前は35℃を境に温泉と冷泉を区分したが、温泉法の制定後、冷泉の定義ははっきりしていないが、一応25℃以下の鉱物質を含む湧泉と考えてよい。

温泉水の溶存成分の起原は、海水・化石海水・マグマ水・変成流体、堆積物を含む岩石-水相互作用に求められる。水はほとんどが天水起原の地下水である。熱源は火山性(マグマ)であるが、まれに非火山性(地温勾配い沿って上昇してきた深部地下水)の場合もある。

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 ⇒ 地質年代表
 ⇒ 変成岩(metamorphic rock)

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