Subject  : エディアカラ生物群

カテゴリー : 地球科学 > 


 エディアカラ生物群
 約6億年前の先カンブリア紀に海洋中でエディアカラ生物群と呼ばれる生物群が繁栄をしました。厚さが1mmの扁平な形をする生物が主ですが、動物なのか植物なのかすらも分かっていません。今の所、現存する生物との関連性は疑問視されています。

 このころの生物は外骨格もない柔らかい体の生物ばかりであり、化石も余り残りません。  どんな生物がいたのか、どの生物から次の世代の生物が生まれていったのかは未だ謎です。

先カンブリア時代も終わり頃になると、生物の種類が豊富になります。6億年前頃に現れたのがエディアカラ生物群で、殻や骨格がなく、軟体部分だけの生物です。しかし、これらの種は現在見られる生物群とは関連性がほとんどなく、エディアカラ生物群の大部分は、先カンブリア時代の終わる頃には絶滅してしまいます。

イソギンチャクやクラゲの仲間、あるいは節足動物の仲間に分類する研究者もいるがこれまで知られているどの動物群にも属さない絶滅動物群(ベンドビヨンタ)であるとする研究者もいて論争になっている。

先カンブリア時代の地球には,ディッキンソニアのような海底を這う生物,エオポルピタのような浮遊生物,カルニオディスクスのような着生生物がいました。しかし,活発に動く生物はまだいませんでした。

 生命が進化をしていく方向を模索していた段階だったのかも知れません。現在の生物の直接の祖先と見られる生物は次のカンブリア紀で登場してきます。

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  ⇒ 地質年代表

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