Subject   : 映像の符号化アルゴリズム

カテゴリー  : 映像・ビデオ 


 映像の符号化アルゴリズム
MPEG1・MPEG2で定められている映像の符号化アルゴリズム には、GOP(Group of Pictures)構造を持たせることにより、 編集やランダムアクセスが可能になります。 ひとつのIピクチャ(入力信号をそのまま符号化するフレーム) ・複数のBピクチャ(双方向予測を用いるフレーム) ・Pピクチャ(一方向の動き補償予測を用いるフレーム) をまとめたものがGOPと呼ばれる符号化の単位になります。
● Iピクチャ(Iフレーム)
MPEGによる画像符号化技術の中で使われる用語。ランダムアクセス機能と 高い符号化効率を得るための符号化タイプのうちのひとつ。 Iは、Intra codedの略で、イントラ(画面内)符号化の画面で他画面 とは独立して、入力信号をそのまま符号化するフレームのこと。 全画面ピクチャとも呼ばれる。Iピクチャを一定の周期にしたがって 配置することで、ランダムアクセスやエラー回復のポイントとして 用いることができる。 しかしIピクチャの配置回数が多くなると、総合的な符号化効率が落ちる。
● Pピクチャ(Pフレーム)
Pは、Predictive codedの略で、前方向予測符号化を行うフレームのこと。 時間的に過去に位置するIピクチャまたはPピクチャから予測符号化を行う。 これはH.261で用いられている予測符号化画面と同じである。 Pピクチャでは、物体が画面内で動いているような映像において、 Iピクチャよりも高い符号化率を得ることができる。

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