Subject   : 青銅器時代のテクノロジー 

カテゴリー  : 歴史  > 


  青銅器時代のテクノロジー
石器時代は新石器革命を経て青銅器時代へと発展した。新石器革命とは農耕技術の劇的変化であり、農耕の開始、動物の家畜化、定住などといった事象を含む。これらの要因の組合せにより、銅の精錬、さらにはスズと銅の合金である青銅の精錬が開始され、道具の素材として使えるようになった。ただし、磨製石器も原料が金属より遥かに入手しやすいことから(特にスズは入手が困難)、青銅器時代に入ってからも長く使われ続けた。

このテクノロジーは明らかに肥沃な三日月地帯で始まり、時と共に広まっていった。なお、石器⇒青銅器⇒鉄器という発展は常にそうだったわけではない。特にユーラシア大陸以外でのテクノロジー史ではこれは正確ではないし、特にオーストラリア(スピニフェックス人)、アンダマン諸島(センティネリーズ)、アマゾン川流域の様々な部族など孤立した地域では全く当てはまらず、石器時代のテクノロジーを現代まで使い続け、農耕も金属器テクノロジーも開発しなかった。



<出典: 日本大百科全書(小学館) >
 ⇒ 世界史年表

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