Subject   : アブラハム(Abhraham )

カテゴリー  : 人文 > 旧約聖書の創世記 


 アブラハム(Abhraham )
 ノアの息子セムから数えて10代目のアブラハムは、メソポタミアのウル(Ur:ユーフラテス川の河口近く)に生まれ、ハラン(Harran:トルコ)に移り住んだ。ある日、神はアブラハムに「私が示す地に行きなさい。」と告げた。アブラハムは甥のロトとともに旅立った。BC1700年頃のことである。

 ロトはソドムに、アブラムはカナンに住んだ。神はこのカナンの地をアブラハムの子孫に与えると約束した。アブラハムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教を信じる聖典の民の始祖で「信仰の父」とも呼ばれる。

● ウル
アブラハムが生まれたウルはメソポタミア地方(イラク南部)とする説が有力だが、イスラム教ではトルコのウルファとされている。ウルファにはアブラハム生誕の地にモスクが建てられている。

● ソドムとゴモラ(SodomとGomorra)
 神は腐敗した悪の町ソドムとゴモラを滅ぼす決断をした。そして、アブラハムに、「町に10人の正しい者がいるならば町は滅ぼさない」と伝えた。だが、ロトの家族以外に正しい者は一人もいなかった。

 神はロトに、「妻と2人の娘を連れて町から逃るように。またどんなことがあっても決してうしろを振り向いてはならない」と告げた。

 神は、天から硫黄の火を降らせて、ソドムとゴモラを滅ぼした。ロトとその家族は町を脱出した。しかし、ロトの妻は逃げる途中でうしろを振り向き、塩の柱になってしまった。
 ⇒ 天地創造

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