Subject   :クラウドホスティングサービス(cloud hosting service)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 クラウドホスティングサービス(cloud hosting service)
クラウドホスティングサービスとは、利用規模に応じて柔軟に処理能力を増減できるようなコンピュータ環境を、ネットワークを通じて遠隔から利用できるようにするサービス。

従来のホスティングサービス(レンタルサーバ)は、あらかじめ能力の規定されたサーバを利用者が必要な台数だけ固定的に貸し出すものが一般的だったが、クラウドホスティングサービスでは仮想化技術などを用いて、サービスの稼働中に外部からのアクセスの増減や処理負荷の増減に応じてサーバの処理能力を柔軟に増減できる。

ネットサービスなどで利用者が突発的に増えた場合などに、契約条件の変更や新しいサーバのセットアップなど時間のかかる手続きや操作を行わなくても即座に処理能力を拡大して対応できる。また、繁忙期と閑散期の差が大きいようなシステムで、従来は繁忙期の上限に合わせて利用契約などを結んでいたものを、閑散期には最低限の処理能力のみを調達して利用料金を節約するといった使い方もある。

従来型のホスティングサービスではサーバの能力や台数に応じて固定的な料金が課金されるのに対し、利用実績に基づく従量課金となっているサービスが多いため、アクセスが増大すると青天井に課金額が増えてしまったり、基本無料のネットサービスなどで収支が合わなくなったりといった事態が起きやすい。

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 ⇒ クラウドコンピューティング(cloud computing)

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