Subject   : SFT(Switch Fault Tolerance)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 SFT(Switch Fault Tolerance)
SFTとは、コンピュータに装着された複数のネットワークインターフェースを束ねるチーミング(NICチーミング)の手法の一つで、通常使用しているポートやケーブル、接続先のネットワーク機器(スイッチなど)のいずれかが故障などで停止すると、即座に別のポートに切り替えて通信を継続する方式。

SFTを利用するには2つ以上のネットワークポートが必要で、それらを別々のスイッチなどに接続しておく。通常はそのうちの一つ(プライマリポート)を利用して通信を行い、残り(バックアップポート)は待機状態になっている。プライマリポート自体やケーブル、スイッチなどに障害が発生して不通になると、それを検知して即座にバックアップポートが有効になり、MACアドレスなどの設定をプライマリポートから引き継いで通信を継続する。

SFT構成にするにはスイッチ間にスパニングツリーを構成するなどしてどちらのスイッチからでも上位ネットワークに到達できるようにしておく必要がある。プライマリポートとバックアップポートを同じ機器につないでポートの障害のみに備える方式は「AFT」(Adapter Fault Tolerance)という。

● 


 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]