Subject   : 香料(フレーバー、フレグランス)

カテゴリー  : その他  


 香料
香料は、 食品に香味を付ける食品添加物であるフレーバー(食品香料) と 食品以外のものに香りを付けるフレグランス(香粧品香料) に大別されます。
香料は、様々な植物や一部の動物から抽出された 天然香料、 あるいは化学的に合成された合成香料を多数調合して作られて います。
これらはフレーバー、フレグランスにかかわらず調合香料とよばれ、 この調合の品目や割合、調合順序などを記載した処方箋(レシピ)を 作成することを調香といい、調香を行う専門職を調香師といいます。
特に フレーバーを調香する調香師はフレーバリスト、 フレグランスを調香する調香師はパフューマーと呼ばれています。

● フレーバー(Flavor )
無香の飲食物(砂糖水、ガムベース、寒天など)に親しみやすい香りを付ける ことを着香といいます。また、食品の製造過程で失われた臭いを補ったり、 付いてしまった臭いを隠したり、より好ましい香りに改善することを、 矯臭といいます。
香料の形態は、以下の表のように様々です。
種類 コメント
水溶性香料 エタノールやグリセリンなど水に溶解するもので希釈された液体香料で清涼飲料水など水分量の多い飲食物に使用される
油溶性香料 油脂など油に溶解するもので希釈された液体香料でスープなど油脂を含む飲食物に使用される
乳化香料 乳化剤を含む液体香料で必要な量の香料が溶解しないときなどに使用される
粉末香料 香料をデキストリンなどの担体に吸着させたものでスナック菓子などに使用される

● フレグランス
広義では、口に入れない製品用の香料を言います。香化粧品香料と呼ばれ、化粧品、石けん、シャンプー、洗剤、芳香剤などの香り付けに使用されます。狭義には、香水、コロンなどの香りを主とした製品のことをいいます。
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