Subject   : 韓国(大韓民国)の財閥

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 韓国(大韓民国)の財閥
韓国には現代財閥、三星財閥、LGグループ、SKグループなどの大規模財閥が存在し、 財閥10社による売上高は国内総生産の75%以上に及んでいます。

● 三星財閥(サムスングループ、Samsung Group)
三星財閥は創業者の李秉浮ェ設立した三星商会および三星物産公司からなり、初期には製糖、纎維などの製造を手がけていました。 現在は電子機器、家電製品、航空機、機械、化学製品、造船、金融、サービス業など様々な事業を手がけています。

● 現代財閥(ヒュンダイ、Hyundai)
鄭周永により設立された韓国の財閥で、韓国通貨危機以前は韓国で最大の財閥でしたが、 現在は、現代峨山・現代商船を中心とした「現代グループ」、 現代自動車・起亜自動車を中心とした「現代-起亜自動車グループ」、 現代重工業を中心とした「現代重工業グループ」、 「現代百貨店」の4つに分かれています。

● SKグループ
石油精製業や通信事業をメインとしている韓国第三位の規模を持つ財閥です。 1939年に日本人が起業した鮮京織物がSKグループの大元となっています。

● LGグループ
以前はラッキー金星グループと名乗っていた韓国第四位の規模を持つ財閥です。
2005年にコンビニエンス部門、精油部門がGSグループとして分離し、LG電線グループなどがLSグループとなりました。

● ロッテグループ
韓国で七番目の規模を誇っている財閥で、サービス業を中心としています。
韓国のロッテグループは、日本のロッテを創業した在日韓国人である重光武雄が投資したことにより設立し、 現在の韓国では数多くのロッテグループ企業があります。

● ハンファグループ
韓国で八番目の規模を誇っている財閥で、火薬製造企業である株式会社韓火を中心としています。

● 韓進グループ(ハンジン・グループ、Hanjin Group)
海運や航空事業など物流を中心とした韓国の財閥で、韓国で九番目の規模を誇っています。 韓進グループは1945年に趙重勲が設立した韓進商事が大元で、在韓米軍の韓国内での物資輸送や、 ベトナム戦争時のアメリカ陸海空軍の物資輸送で成長しました。

● 斗山グループ(トサン、ドゥサン、トゥサン、Doosan)
韓国の重工業を中心とした財閥で、韓国で十番目の規模を誇っています。 斗山グループは朴承稷により設立され、繊維品の貿易や、化粧品、焼酎の製造、建築、機械、食品などの事業を手がけています。 なお。酒造事業は2009年にロッテに売却されました。

● 錦湖アシアナグループ(クムホアシアナグループ、Geumho Asiana Geurup)
韓国の航空事業や石油化学工業を中心とした財閥で、 1946年に設立された光州タクシーが大元となっています。

● 大宇財閥(デウ財閥、テウ財閥、Daewoo Group)
韓国で2番目の規模を誇っていた財閥ですが、 アジア通貨危機の影響により1999年に破綻し、政府により解体されました。

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