| 症状 | メモ |
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| サルモネラ菌 | 牛や豚、鶏などの腸に寄生し、菌に よって汚染された食肉や卵などが感染 源となる。ネズミやゴキブリが汚染源 となることも。低温8℃以上)や乾燥に 強いが熱には弱いので、加熱すれば心 配ない。 |
| カンピロバクター | 牛、豚、鶏、犬、猫などの腸に寄生し、こ れらの動物の糞便などから感染する。 熱や乾燥に弱いが、少量の菌でも食中 毒を起こす特徴あり。ペットの扱いに は十分注意が必要。また、肉料理には十 分加熱を。 |
| 腸炎ビブリオ | 海水中に生育し、この菌に汚染され た魚貝類の刺し身などによって、6〜9月 にかけて中毒が多発する。菌は30〜37 ℃で最もよく増殖し、10℃以下の低温 では増えない。熱に弱く、加熱すれば心 配ない。 |
| ボツリヌス菌 | 広く自然界や動物の腸などに分布。 酸素が不十分な状態で室温に保存され ると、増殖して毒素を出し、体内に入る とマヒなどの重い症状が現れる。80℃、 3分間の加熱で毒素は破壊されるが、菌 事体は低温下でも繁殖する。 (魚のくん製や、酢漬け、塩漬けにも注意) |
| ブドウ球菌 | 調理人の手や指、とくに傷があって化 膿している場合、食中毒がおこりやす い。適当な温度と湿度で増殖し、毒素を 作る。毒素は耐熱性で、加熱しても効果 がない。調理された食品は低温で保存 し、早めに食べること。 |
| ウェルシュ菌 | 広く自然界や動物の糞便中に存在す る。この菌に汚染された肉や魚を加 熱調理し、長時間室温で放置したもの を食べたときに食中毒が起こる。加熱 調理後も室温に放置せず早めに食べる こと。 |