Subject   : 野生生物種の減少

カテゴリー  : 環境


 野生生物種の減少
野生生物種の絶滅は、1900年時点で1年1種ペースでした。 それが、1980年以降は1年で4万種以上のペースに加速しています。 この原因は、生息環境の破壊、乱獲、外来種の持ち込みなどにあります。
地球上の生物は、その種にしかない価値や機能があります。 そのため、種の絶滅によって、医薬品の開発や農作物の品種改良に 有効なものなど、将来的に人類の生存に不可欠なものが失われている 可能性が高くなります。
一度絶滅した生物種は、人間の手で再び創り出すことはできません。
 現在の地球上には約200万種程度の生物種(Biological Species)が生息していると言われ、研究されていないが存在が推定されている種数はその数十倍と見込まれている。地球の生命(生物)史40億年において、各生物種は繁栄(Dominance)と絶滅(Extinction)を繰り返してきているが、現在は人類(Humans)が起こした環境問題によって新たな絶滅が進行中であるとも言われている。
 なお、絶滅危惧種(Endangered Species)についての環境影響評価(Environmental Impact Assessment)やレッドリスト〔IUCN Red List of Threatened Species、IUCN Red List、Red Data List:日本ではレッドデータブック(Red Data Book、RDB)〕作成等が行われている。
 人類以外の生物(Organism)は、家畜(Livestock)やペット(Pet)などを除いて野生生物(Wildlife)と呼ばれる。野生生物が減少することは、生態系(Ecosystem)が破壊されつつあることを意味し、その一員である人類にとっても問題であると考えることが多いが、野生生物を主体(Subject)とした環境問題として捉えられる場合もある。
 ⇒ 地球規模の環境破壊

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