Subject  : カビ取り剤を使うときの注意点

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 カビ取り剤を使うときの注意点
 塩素系カビ取り剤は、カビを殺菌漂白してカビを取るものなので、つけてそのままにしておくことがカビ取りの大切なポイントです。時間がたつにつれて殺菌が進み、漂白されてカビは消えていきます タイル目地などのカビをブラシでこすると、薬剤を散らしてしまって殺菌漂白する 時間がなく、逆にカビ取り効果は落ちてしまいます。 (カビ取り剤はタイル目地を傷めません。)
 なお、カビ取り剤は2~3年たつと効果がほとんどなくなるので、古いものを使うと、カビが取れない場合があります。

カビ取り剤を使うときに注意することは、以下の点です。
● 強いアルカリ性
 ゴムやビニール手袋をして皮膚につかないように、メガネなどをかけて目に入らないようにします。手についてヌルヌルするときは、水で洗い、お酢で洗うと中和されて直ります。
 カビ取り後は、水洗いか水拭きをして、アルカリ分を落としておきます。
 なお、タンパク質を溶かすので、動物性のハケやブラシは使ってはいけません。

● 色が抜けたり、変色する
 衣服につくと、漂白されて色が抜けるので、不要のワイシャツなどを着て作業することをおすすめします。
 浴槽、輸入タイル、ユニットバスの中には、変色するものがあります。ビニールでカバーしたり、濡れた雑巾を置いたり、隅のほうで試してみるなどするといいでしょう。  アルミ、ステンレス、真ちゅうなどの金属部分につくと、変色したり、サビの原因になることがあるので、これもカバーしておきます。
 また布製の壁紙、和室の繊維壁(綿壁)、じゅらく壁(京壁)などに使うと、これも漂白されて色が抜けてしまいます。

● 換気をよくする
 あのツンとするにおいを吸い込むと気分が悪くなることがあります。最近のカビ取り剤は臭いをやわらげてあるものが増えていますが、やはり窓やドアを開けたり、換気扇をまわして換気をよくして作業すること。カビ取り剤を塗ったらすぐに浴室から出ることです。また広範囲にカビ取りをするときは、何回かに分けて作業することをおすすめします。

● 目より上にはスプレーしない
めがねやゴーグルをしましょう。 また、 目より上にスプレーすると、顔にかかったり、目に入る恐れがあるので、スプレーしないようにします。

● 酸性洗剤と混ぜない
 酸性洗剤と混ざると、塩素ガスが大量に発生して危険です。ひどいときは死亡事故が起ったこともあります。「まぜるな危険」の表示のある酸性洗剤とは絶対に混ぜないこと。
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