Subject  : 生活に関係する主なかびの種類

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 生活に関係する主なかびの種類
 カビの種類は、現在わかっているだけでも9万種類以上もあるといわれています。 カビはキノコや酵母などとともに真菌類と呼ばれ、原生生物に含まれます。 真菌類はさらに、鞭毛菌類、接合菌類、子嚢菌類、担子菌類(キノコ)および不完全菌類に分類されます。

● Penicillium sp.(ペニシリウム) アオカビ
 食品から頻繁に検出され、青緑色の集落を作ります。種類は非常に多く、その中には抗生物質のペニシリンを作ったり、チーズの製造に用いられるものもあります。

また、黄変米の原因となったり、カビ毒を産生するものも含まれます。多くの種類の食品、ほこりや土壌など環境中に広く分布しています。

● Cladosporium sp.(クラドスポリウム) クロカビ(クロカワカビ)
 住居内に黒色の集落があればほとんどがこのカビで、最も多く空中にほこりとして浮遊し、木材、皮革、繊維など多くのものを劣化させます。多くの種類の食品からも頻繁に検出されますが、かび毒の報告はありません。

● Aspergillus sp.(アスペルギルス) コウジカビ
 日本酒、醤油など醸造に用いられるもの、発ガン性の強いカビ毒(アフラトキシン)を産生するものなどPenicillium と同様、種類により有益と有害をもたらします。

多くの種類の食品に分布しています。種類により集落の色調は緑、黄土色、茶、黒、白、青緑と様々です。

● Alternaria sp.(アルタナリア) ススカビ
 住居内では湿度の高いところを好んで分布しており、灰色〜黒色の綿毛のような集落を作ります。野菜、果実に多く、それらの腐敗の原因となる植物病原菌であり、対象植物に対して特異的なかび毒を産生します。

● Fusarium sp.(フザリウム) アカカビ
 湿度の高い浴室、洗面所やトイレなどに分布しています。白色、黄色、褐色、ピンク色、赤橙色、赤紫色など様々の色調の綿毛状集落と作ります。ムギ、トウモロコシの植物病原菌でもあります。数種類のかび毒の産生が知られています。

● Wallemia sp.(ワレミア) アズキイロカビ
 じゅうたん、畳など居住内の乾燥した環境に分布しています。食品では糖度の高い羊羹、アン、饅頭、カステラなどの食品、水産や果物の乾燥食品からよく検出されます。褐色〜チョコレート色の比較的小さな集落を形成します。カビ毒は産生しません。

● Eurotium sp.(ユーロチウム) カワキコウジカビ
 我国での一般名のとおり、やや乾燥した環境を好むカビです。糖度または塩濃度の高い菓子類、ジャム、佃煮や米などの穀類、水産乾燥品などからしばしば検出されます。毒性の強いカビ毒の産生は報告されていません。

● Aureobasidium sp.(アウレオバシジウム) 黒色酵母様菌
 酵母と間違えられやすいカビです。白色から次第に黒色の湿潤した集落となります。住居内では湿度の高いところに好んで発育します。食品中では清涼飲料水、果実、野菜などから検出されます。なかには食品添加物(増粘安定剤)として用いられる種類もあります。

 ⇒ カビ(Mold)


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