Subject   : 抵抗器の種類と特徴

カテゴリー  : 学びの館 > 電気・電子


 抵抗器の種類と特徴
抵抗器はレジスタとも呼ばれ、"抵抗"の名前のごとく電気の流れを妨害し 通りにくくする働きをします。この妨害する大きさを電気抵抗といいます。 電気抵抗の単位はΩ:オームで表します。
電気抵抗=電圧÷電流
種類 材質と構造 特徴
カーボン
セラミックの筒表面にカーボン皮膜を形成し 絶縁塗装を施す。 一般的に良く使用され安価。
抵抗値 : 2.2Ω〜5.1MΩ
電 力 : 1/6W〜1/2W
誤 差 : ±5%(J)・±2%(G)
金属皮膜
セラミックの筒表面にニッケル系の金属皮膜を 蒸着させ絶縁塗装を施す。 ノイズ発生が少なく安定した抵抗値が 得られる。
抵抗値 : 10Ω〜5.1MΩ
電 力 : 1/4W〜1/2W
誤 差 :±0.5%(D)・±1%(F)・±2%(G)
酸化金属皮膜
セラミックの筒表面に酸化スズ皮膜を形成し 難燃性絶縁塗装を施す。 熱に強く小型形状でありながら大電流が 流せる。そのため電源などに使用できる。
抵抗値 : 0.2Ω〜150KΩ
電 力 : 1/2W・1W・2W・3W
誤 差 :±2%(G)・±5%(J)
セメント
巻き線をセラミックケースに封じ込めたもの。 大電力用で電力の大きなものが必要な時に 使用できる。
抵抗値 : 0.01Ω〜56KΩ
電 力 : 1W〜10W
誤 差 :±5%(J)・±10%(K)
ホーロー
巻き線を瀬戸物(ホーロー)に封じ込めたもの。 大電力用で電力の大きなものが必要な時に 使用できる。
抵抗値 : 0.01〜400KΩ
電 力 : 10W〜400W
誤 差 :±5%

 ⇒ 抵抗器のカラーコードと抵抗値

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]