大気の窓　（atmospheric window）

　大気の影響が小さく、透過率が高い波長域をいう。

　大気の窓には0.2-1.2μm、1.6-1.8μm、2-2.5μm、8-14μmなどがあり、地表観測用センサの波長域はこの窓領域に選ばれる。

　一方、大気の状態（水蒸気の分布［METEOSATなど］、鉛直温度分布［NOAA、TIROSなど］)の観測のためには大気の影響の大きい波長域が望ましく、吸収帯（5.7-7.2μm［水蒸気］、15μm帯［CO2］など）が使用される。

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