Subject   : ルミネッセンス(luminescence)

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 ルミネッセンス(luminescence)
 励起源からのエネルギーの供給を絶つとすぐに発光も止まる物を蛍光、残光を持つ物を燐光と呼ぶが、両者の区別はあまりはっきりしていない。両者をまとめて蛍光と呼ぶこともある。化学的には励起一重項からの失活に伴う発光を蛍光と呼び、三重項からの失活に伴う発光を燐光と呼び区別している。一般的に三重項は寿命が長く、励起一重項よりもエネルギー準位が低いため、燐光の波長は長くなる。

物性物理の分野ではこのルミネセンスのスペクトルや強度を調べることにより物質の性質が分かるため、様々な測定に用いられる。光によって励起するフォトルミネセンス(PL)、電界によって励起するエレクトロルミネセンス(EL)、電子線によるカソードルミネセンス(CL)、熱による熱ルミネセンス、音響波によるソノルミネセンス、物理的な力によるトリボルミネセンス、化学反応によるケミルミネセンスなどがある。

ルミネセンスには、夜光塗料のように放射性元素から出る放射線による励起による発光やルミノールの発光のように、化学反応によって生成した励起状態にある分子からの発光を含む。

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 ⇒ レーザー(LASER)

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