Subject  : 耳あか

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 耳あか
耳あかは、耳の穴(外耳道)を覆う皮膚の老廃物に、皮膚からの分泌液が混ざったものです。  人は全て、カサカサの耳あか人間と、ジクジクの耳あか人間に分かれます。カサカサ派とジクジク派は、はっきり派閥が異なり、どこをどう間違っても、カサカサ派の人が途中でジクジク派に転向することはありません。年をとるとジクジクの程度は減りますが、ジクジクの耳あかは生涯変わることがないのです。  カサカサと乾燥した耳あかを乾性耳垢といい、ジクジクした耳あかを軟性耳垢といいます。アメ耳とかネバ耳といわれるのはこの軟性耳垢です。

 カサカサの耳あか同士が結婚すれば、カサカサの子供が生まれます。ジクジクの耳あか同士が結婚すれば、ジクジクの耳あかの子供ができます。カサカサの耳あか人間とジクジクの耳あか人間が結婚した場合、子供はジクジクの耳あか人間になるといわれます。耳あかは、その人の持って生まれた体質の1つで、その体質は親から子へ遺伝します。
 なぜ、カサカサの耳あかとジクジクの耳あかの2種類があるのでしょうか。その相違は、耳あかに含まれる分泌液の量が多いか少ないかによります。外耳道の皮膚に、においのもとになるアポクリン汗腺があり、その量が多いとジクジクの耳あかになるのです。外国人はジクジクの耳あかが多いのですが、日本人は少なく、3〜4割です。アポクリン汗腺は、そのほか腋の下、乳首、陰部などにあり、体臭の原因になります。

 耳あかは病気ではありませんが、取らずに放置してはいけません。放置すると、ガチガチに固まって耳の穴をふさぎ、ちょっとやそっとでは取れなくなります。  耳あかをためたまま泳ぐと、細菌が繁殖して外耳炎になることがあります。無理に耳あかを取ると傷つきやすいので、なるべく傷めないよう、ソフトタッチで除きましょう。マッチ棒でゴシゴシ取るのはよくありません。

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