Subject   : デルマトーム(皮膚知覚帯)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学 


 デルマトーム(皮膚知覚帯)
皮膚の表面はデルマトーム(皮膚知覚帯)と呼ばれる特定の領域に分かれていて、各区分を1つの脊髄神経根の感覚神経線維が支配しています。7個の頸椎には体の左右に8対の感覚神経根があり、12個の胸椎、5個の腰椎、5個の仙椎のそれぞれにも、体の左右に1つずつ1対の脊髄神経根があります。このほかにもう1対、尾骨神経根があり、これは尾骨周囲の皮膚の狭い範囲を支配しています。デルマトームの感覚情報は、感覚神経線維によってそれぞれ特定の椎骨の脊髄神経根へ伝えられます。たとえば腰部、大腿の外側、脚の内側、かかとの感覚情報は、座骨神経の感覚神経線維によって第5腰椎(L5)へ伝えられます。

 ⇒ 神経系

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]