Subject   : コバラミン(cobalamin,Cbl)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 コバラミン(cobalamin,Cbl)
 ビタミンB12や補酵素B12などを構成する、コバルトイオンが配位した生体分子。

コバラミン(Cobalamin)には次の物質がある。


○ シアノコバラミン(ビタミンB12)
シアノコバラミン(Cyanocobalamin)は、ヒドロキソコバラミンともにビタミンB12とも呼ばれ、ビタミンの中で水溶性ビタミンに分類される生理活性物質である。化学式 C63H88O14N14PCo。分子量 1355.4 g/mol。
シアノコバラミンは化合物を単離する際の人工産物で、喫煙者などの特殊な場合を除き、体内ではシアノコバラミンは存在していないと考えるのが普通になっている。
ポルフィリン類似のコリン環(とヌクレオチドの構造をもつ、コバルトの錯体である。アミノ酸や脂肪酸の代謝および葉酸の生合成に用いられる。これ自体に補酵素活性は無く、生体内で補酵素型であるメチルコバラミンおよびアデノシルコバラミンに変換される。
○ ヒドロキソコバラミン(OHCbl)
○ メチルコバラミン(MeB12)
コバルト上のシアノ基をメチル基に置き換えたもの
○ アデノシルコバラミン - シアノコバラミンの補酵素型
コバルト上のシアノ基を5-デオキシアデノシル基に置き換えたもの

  (出典)フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 ⇒ 補酵素(Coenzymes)
 ⇒ 補欠分子族

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