公募増資（public stock offering）

　新株の発行に当たって、その引き受け権を現在の株主や特定の第三者に与えず、広く一般の投資家を対象に応募させること。

　公募に当たっては、
(1)発行条件を均等にする、
(2)価格が著しく不公正にならない
ことを商法で規定している。会社が公募を行うのは設備投資などの資金を広く一般投資家から集めるためで、同時に、
（イ）株主層を拡大する、
（ロ）株式を分散して、株式市場での流通性を高める
といったメリットがある。公募価格は既存株主の利益を損なわないように、時価に近い（その時点の株価を２％程度下回る）水準で決められる。

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