Subject   : PCサーバのメモリモード

カテゴリー  : サーバ 


 PCサーバのメモリモード
 PCサーバのメモリモードには、インデペンデントモード(デフォルト)、ランクスペアリングモード、パフォーマンスモード、ミラードチャネルモードの4種類があります。メモリモードの選定でメモリ構成や搭載条件が決められ、性能・動作が変ります。CPU#1、CPU#2は同じメモリモードで動作します。 メモリの動作電圧や動作モードは、BIOSで設定します。(インテル Xeon プロセッサー E5-2600番台採用モデルのメモリ構成と動作)

<出典:富士通>

● インデペンデントモード
 デフォルトのモードです。CPUの4メモリチャネルが独立して動作します。

● ランクスペアリングモード
 同一メモリチャネルの中で、1つのランクは他のランクのスペアとして利用でき、冗長化ができます。同一ランク内でのエラー量が一定値を超えると、メモリエラーをログしスペアとされたランクのメモリを使用します。スペアに設定されたランクはスペア用として予約され、利用メモリ容量には含まれません。同一メモリチャネルには、同一仕様のメモリのみ搭載できます。LV-UDIMMは使用できません。

● パフォーマンスモード
 CPUの最大性能を求めるモードでメモリ4チャネルを同時動作させるモードです。4チャネル単位の4個でメモリを構成します。 LVメモリも、メモリ性能が優先され、1.5Vでの電圧設定がなされることがあります。

● ミラードチャネルモード
 2013年1月発表からBIOSを最新にアップすることで使えるようになりました。 同一BANK内にミラーとなる同容量のDIMMを用意し、常時同じデータをライトし動作します。片方のメモリで修正不可能なエラーが発生すると、一方のメモリで動作を継続しシステム停止はありません。最低2枚の同一DIMMにて構成を組み、使用できるメモリ容量は、搭載メモリ容量の2分の1となります。

 ⇒ PCサーバ(PC server)

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