Subject   : えんどう

カテゴリー  : 食品・料理 


 えんどう(pea(英),pois(仏),Erbse(独),pisello(伊) )

植物分類 マメ科 エンドウ属
品種 さやえんどう|スナップえんどう|グリーンピース|大莢種
栄養価 ビタミンA、B1、ビタミンC、シスチン、リジン、アルギニン、カルシウム
効能 美肌、ストレス解消、便秘予防、疲労回復、脂肪肝予防

「豌」のつくり「宛」は曲がった輪のこと。
美しい眉の細く曲がっていることから、美しい容姿という意味もあります。
古代エジプトのツタンカーメン王の王陵を発掘したとき、副葬品の中からえんどうまめが発見されました。
約3000年以上も生きつづけ、えんどうはギリシャ時代にはすでに栽培されていました。

日本には10世紀に穀物として伝えられたといわれますが、さやえんどうとしては江戸時代にヨーロッパから。

我が国における本格的な栽培は明治に入ってからで、いろいろな品種が欧米各国から導入され、全国各地で生産が始まりました。えんどうの利用法は非常に多様で、完熟種子を乾燥豆として使う以外に、未熟の莢を食べる「さやえんどう」、完熟前の軟らかい豆を莢からむいて食べる「グリーンピース」、グリーンピース大まで育った未熟の豆を莢ごと食べる「スナップエンドウ」、さらに新芽を摘んで食べる「豆苗(とうみょう)」がありますが、これらは野菜として扱われています。乾燥豆として使用される子実用えんどうは、主に北海道で、明治の後半からヨーロッパへの輸出用として多く栽培され、昭和初期には3万haになりました。現在は北海道の上川地方を中心にわずか数百haの栽培となっています。現在の乾燥豆の大半は輸入品で、カナダ、イギリス、中国などから輸入されています。

乾燥豆には、子実の色により、青えんどうと赤えんどうがあります。青えんどうは煮豆、甘納豆、うぐいす餡、炒り豆、フライビーンズなどの原料になり、最近ではスナック菓子や発泡酒の原料としても利用されています。一方、赤えんどうは、古くから蜜豆(みつまめ)や豆大福(まめだいふく)に使われ、和菓子の落雁(らくがん)用としても重要です。

グリーンピースは、 糖質が高く、エネルギーも高いが栄養価は高いのでお奨め。
 ⇒ 豆類

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