Subject   : 雑穀

カテゴリー  : 食品・料理 


 雑穀
 雑穀とは、米・麦を除いた穀類の総称です。

 きび、あわ、ひえなどに代表される雑穀には鉄、亜鉛などのミネラルやビタミンB1、食物繊維、ストレスを緩和するパントテン酸が豊富なので、生活習慣病の予防や健康食として積極的に摂りたい食品です。

● きび
きびには、もちとうるちがあります
タンパク質、ビタミンB1・B2、カルシウム、鉄分、亜鉛、食物繊維が豊富 良質のタンパク質と亜鉛が特に豊富です
・アトピー性皮膚炎の改善
・動脈硬化の予防・善玉コレステロールの値を高める
・漢方では消化器系の働きを助け、呼吸器系の衰えから生じる咳や痰を止めるのに効果があるといわれています

もちきびの方が味が良く、ごはんに炊き込むほかに、餅にすることもできます もちもちとした食感が特徴で、調理すると鮮やかな黄色になり、ほのかな甘味があります
お米に1〜2割まぜて炊くと、ごはんが冷めてもモチモチ感が続くので、お弁当やおにぎりに最適です また、お餅やお菓子など工夫次第で色々な料理にも利用できます。

● あわ
あわには、もちとうるちがあり、味が淡いことから”あわ”と呼ばれるようになりました 。
タンパク質、脂質、ビタミンB1、B2、食物繊維、鉄分
・食物繊維と鉄分が特に豊富で、ダイエットにも効果的
・アトピー性皮膚炎の改善
・脂質代謝機能を改善し善玉コレステロールの値を高め、悪玉コレステロールを低下させる
・漢方では胃熱による吐き気や口の渇きを止めるのに効果があるといわれています
味が淡いことからあわと呼ばれます、米と一緒に炊くと特有の風味と食感がでますが、 もちあわのほうが食感がよいでしょう〜赤飯、もち、粥などに加えたりと、幅広く使えます 。

● ひえ
寒冷な土地によく育つため、ひえの名は”冷え”に耐えることに由来します(うるち種 のみ) 。 タンパク質、炭水化物、脂質、鉄分、マグネシウム、亜鉛、リン、食物繊維 。
・食物繊維や亜鉛が特に多いのが特徴で、白米に比べて、はるかに多量の繊維を含みます
・アトピー性皮膚炎の改善
・動脈硬化の予防 疲労回復
・漢方では、出血を止め、体温を下げる効果があるとされています
粘り気がなく、ぼそぼそしていますがあっさりした風味で、米と一緒に炊くほか、 お粥に混ぜたり、お米と1対1で、さつまいもや栗などを加えて炊いてもおいしい 。
 ⇒ 五穀

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