Subject   : デジタルビデオカメラの撮影方法

カテゴリー  : 映像・ビデオ 


 デジタルビデオカメラの撮影方法
 ビデオカメラを動かさずに安定した画面で撮影することが基本です。 このような撮影方法をフィックス撮影とも呼びます。

三脚を使用すると、落ち着いて撮影ができます。三脚がない場合は、何か台になるものの上におくと安定します。また、壁や柱などによりかかっての撮影しましょう。ベランダや手すりなどにおいて安定させたり、座ってひざの上にカメラをおくのも良いでしょう。

 手で持って撮影する場合は、利き手でビデオカメラ本体をしっかりと握り、もう片方の手を添えてビデオカメラを安定させます。手ブレしないように両脇をしめて、足を少しだけ開いて立ちます。
また、手持ちでカメラを安定させるには、なるべくレンズをワイド側(W)にすること(ズームをしない状態)、そして、電柱や壁などに体を押しつけてしまうことが有効です。また、呼吸をするときの振動もカメラに伝わりやすいので、息を止めることも必要な場合もあります。

 画面が傾いていると、後から映像を見たときに見づらいものです。また、撮る人のクセでどうしても右か左かに傾きやすくなってしまいます。建物の中では、柱などを目安にして水平をチェックしましょう。

 ビデオカメラを振り回さず、安定した撮影を心掛けましょう。 撮りたいシーンをきちんと撮影し、一度止めてから新たなシーンを撮りましょう。

 ズームで撮るときは、横方向に動かしたり(パンニング)、縦方向に動かす(チルティング)ことで、映像に流れができて、見やすい映像になります。また、撮りはじめと撮りおわりに5〜10秒固定した映像を入れると、編集時のポイントになり役立ちます。焦らずにゆっくりとカメラを動かしましょう。

● ズームアップとズームダウン
ズームアップは、ある位置からズームレンズを望遠(テレ)側に連続的に変化させ被写体を大きくしてくることです。逆に、ある位置からズームレンズを広角(ワイド)側に連続的に変化させ被写体を小さくしていくことをズームダウンといいます。
被写体に近づいて大きく写すことは、クローズアップ(close up)といいます。 その反対はlong shot

● パンニング(パン)

ビデオカメラの位置は変えずにカメラを水平回転させて動かすことをパンまたは パンニングといいます。画面に収まりきらない広い風景や情景を写すためにカメラを横方向にゆっくりと振ること。左から右に振る場合を右パン。逆を左パンといいます。
パンニングとは本来、水平方向のカメラを振ることだが、上下方向にカメラを振ることを垂直パンニングと呼ぶことがあります。 垂直方向へカメラを動かすことはティルティング、チルトなどともいいます。 下から上にカメラを動かすことを、パンアップ(ティルトアップ)上から下にカメラを動かすことを、パンダウンと言ったりします。
カメラの向きを変えないで、カメラを上下させるのを、ブームアップ、ブーム ダウンといいます。
 パンやズームする場合でも、頭とおしりは何秒か(5〜8秒程度)フィックスの状態で撮影しましょう。編集の時につなぎやすくなります。
  ⇒ ビデオ撮影のコツ
  ⇒ ビデオ編集用語

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