Subject   : ノビレチン(NOB)

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 ノビレチン(NOB)
みかんの他、ナツミカン、ハッサク、グレープフルーツ、ユズなどの果皮に含まれる「オーラプテン」という香りの成分です。
ガン予防の効果が期待できるそうです。
フラボノイドは多数の水酸基を有することが特徴です。カンキツ類にはその水酸基がメトキシ基で置換されたメトキシフラボノイドが存在します。その一種がNOBで、6個のメトキシ基を有し、特にカンキツ果皮の精油中に高濃度に含まれます。発がん抑制作用を含め、近年多様な生理作用が明らかになってきました。
ノビレチンは、白血病細胞の分化誘導、腫瘍細胞の増殖抑制などは既に報告されていました。
NOBはマウス皮膚、ラット大腸(短期)で発がん抑制効果が認められています 。また、最近大腸(長期)での抑制効果も認められています。肝臓では促進と相反する結果が得られています。発がん抑制の有効濃度は混餌投与で100ppm程度です。NOBの特徴は発がん抑制だけではなく、がん細胞の浸潤・転移を抑制することで、試験管レベルでは、細胞外基質(ECM)の分解に関わるマトリックスメタロプロテアーゼ‐9(MMP-9)の産生抑制、マトリックスメタロプロテアーゼ インヒビター(HIMP-1)産生促進が明らかにされています。動物個体レベルでは胃がん細胞の腹膜播種巣の生成抑制(すなわち、浸潤・転移抑制)が明らかにされています。

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