Subject   : 自然選択 (natural selection)

カテゴリー  : 学びの館 > 地学 


 自然選択 (natural selection)
 生存または繁殖上不利な対立遺伝子を持つ個体が、子孫を残すことができず、その対立遺伝子が受け継がれずに生物の集団から取り除かれること。自然淘汰とも呼ばれる。自然選択は次の 3 条件が満たされれば必ず働く。

ある形質が個体間で異なること(変異)
その変異が子孫に受け継がれること(遺伝)
その変異が繁殖や生存に影響を与えること(選択)

上記のメカニズムのうち、3番目に関わるのが自然選択である。一般に生物の繁殖力が環境収容力(生存可能数の上限)を超えるため、同じ生物種内で生存競争が起き、生存と繁殖に有利な個体はその性質を多くの子孫に伝え、不利な性質を持った個体の子供は少なくなる。このように適応力に応じて「自然環境が篩い分けの役割を果たすこと」を自然選択という。

<出典:biology>

 ○ 

 ⇒ 自然淘汰説(natural selection theory)

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