Subject   : 遺伝的浮動 (genetic drift)

カテゴリー  : 学びの館 > 地学 


 遺伝的浮動 (genetic drift)
 遺伝子頻度が世代を超えて自然選択とは無関係に変化すること。繁殖の過程で、ある特定の対立遺伝子が偶然に何回も選ばれると、その対立遺伝子を持つ子孫が増える。このようなことが何世代にも渡って起きた場合、その対立遺伝子の遺伝子頻度が祖先のそれと異なってくる。ボトルネック効果や創始者効果などとして見られる

<出典:biology>

 ○ ボトルネック効果 (population bottleneck)
 ある生物集団が、環境の変化などにより個体数が極端に減少することにより、遺伝的浮動が促進されること。

 ○ 創始者効果 (founder effect)
 祖先となる生物集団の遺伝子頻度が子孫に影響を与えること。ある生物集団から少数の個体が隔離され、新しい地点で新しく生物集団を形成するとき、新しい生物集団の遺伝子頻度は隔離された少数の個体の影響を強く受ける。そのため、元の生物集団と新しい生物集団における遺伝子頻度が異なる。


 ⇒ 自然淘汰説(natural selection theory)

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