Subject   : 化学進化(chemical evolution)

カテゴリー  : 学びの館 > 地学 


 化学進化(chemical evolution)
 太古の地球環境において、無機物からタンパク質、核酸や ATP などの生体を構成する有機物が合成される過程。単純な無機物から有機物が合成されることはミラーの実験などにより証明されている。しかし、当時の空気と海水の組成が不明で、アミノ酸の鏡像異性体の特異性、核酸とアミノ酸の対応などがまだ説明できていない部分が多く残されている。

生命の全進化史のうちで,その最も初期の,単純な無機分子から有機物質の素材成分が環境に蓄積してくる段階をさす。ただしこれはやや限定的な用法であり,広義には,生物進化の化学的側面すべて,たとえば細胞成分物質の進化につれての変化なども含めることもあるが,これら後期の段階は,生化学 (的) 進化として区別するほうがまぎらわしくない。化学進化のためには,分子の複雑化のためのエネルギー源が必要であり,原初地球上での化学進化においては,日光中の紫外線,地殻の熱エネルギー,空中放電,隕石などの衝撃波などが考えられている。

<出典:Wikipedia>

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 ⇒ 自然淘汰説(natural selection theory)

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