Subject   : ジスルフィド結合(disulfide bond)

カテゴリー  : 学びの館 > 化学 


 ジスルフィド結合(disulfide bond)
 ジスルフィド (disulfide) とは、2個の硫黄原子が繋がったジスルフィド基 (-S-S-) を官能基として有する有機硫黄化合物の総称。一般式は R-S-S-R' と表される。

日本語ではその総称をもっぱら 二硫化物 と呼ぶ。ジスルフィドイオンは二硫化物イオンの別称。錯体の命名法では二硫化物イオンの配位子名は「ジスルフィド」(disulfido) である。

ジスルフィド結合(disulfide bond)は、2組のチオールのカップリングで得られる共有結合である。SS結合(SSけつごう、英: SS-bond)またはジスルフィド架橋(ジスルフィドかきょう、英: disulfide bridge)とも呼ばれる。全体的な構造はR-S-S-R'となる。この用語は生化学、生物有機化学の分野で広く使われている。厳密にはこの結合は同種の化合物であるペルオキシド(R-O-O-R')に倣いペルスルフィド(persulfide)と呼ぶべきである。しかし、この名称はR-S-S-HまたはH-S-S-Hの化合物を参照する場合を除きほとんど使われない。

3つの硫黄原子による共有結合構造はしばしばトリスルフィドと呼ばれ、2つのジスルフィド結合がある。ジスルフィド結合はふつうチオールの酸化によって作られる。

<出典:Wikipedia>

 

 ⇒ 配位結合

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]