Subject  : 視床下部の性周期・生殖行動の調節

カテゴリー: 医学 


 視床下部の性周期・生殖行動の調節
 ほ乳動物の生殖は視床下部、下垂体、そして性腺の各組織が相互にシグナル伝達を行うことで調節されている。例えば、ヒトの女性において、月経を含む性周期は下垂体前葉から放出される卵胞刺激ホルモン(Follicle stimulating hormone: FSH)と黄体形成ホルモン(Luteinizing hormone: LH)によって調節されているが、これらは視床下部から放出される性腺刺激ホルモン放出ホルモン(gonadotropin releasing hormone, GnRH)によっても制御されている。また、生殖行動は腹内側核、背内側核や視索前野といった領域にも管理されている。生殖行動はエネルギー代謝、胎児への血液供給を含めた循環器系、体温調節などのシステムと協調している。

<出典:脳科学辞典>
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