Subject  : 喘息(ぜんそく)

カテゴリー: 健康・医療情報 


 喘息(ぜんそく)
 喘息とは、ゼイゼイやヒューヒュー(喘鳴)・息が苦しい(呼吸困難)・胸が苦しい ・咳がひどい、などの症状が繰り返しみられる病気で、特に夜間から早朝に悪化する ことがよくあります。その時気管支では以下の3つの変化が生じます。
・広い範囲で起こる気管支の末梢(細い部分)の収縮
・気管支粘膜のむくみ(浮腫)
・気管支内の分泌物の増加
 この3つの気管支に起こる変化は、気管支を外界の変化(気温や気圧など)に 合わせたり、細菌やウイルスからの感染を防いだり、またその繁殖を防いだりする ために起こる体の反応です。しかし、喘息の症状を持っている人は、それらが 軽い刺激で起こってしまいます。

喘息症状を引き起こす気道の反応は、アレルギーの 反応が知られています。

アレルギーの反応には、”IgE”と呼ばれる抗体 (免疫グロブリン) が主役をなしています。ダニなどのアレルゲンが 入ってくると、ダニに対して反応する IgE(特異IgE)が結合し、免疫に関する細胞(肥満細胞)から次の免疫反応を 起こさせる化学物質(ヒスタミン)などが大量に放出されます。これが先の喘息症状を もたらす気道反応を起こす事になるのです。

 喘息症状を引き起こす気道の反応は、アレルギー以外にもさまざまなものが原因が あります。 天候の変化、大気汚染(特に ディーゼル排気微粒子(DEP))、運動、お薬、タバコの煙ストレス、風邪などの感染症など多数あげられます。

アレルギーは喘息と強く関わっているとされていますが、それは原因の一つで喘息の発症には、 さまざまな原因が複雑に絡み合っていると考えられています。ですから 様々ある喘息の薬の効果と使い方には充分注意する必要が あります。

 子供の喘息は、統計によれば、20人に1人とされています。男子と女子 では1.5:1で男子に多く、都会化された地区でかつ南日本ほど喘息の子供の割合は高く なっているそうです。

 子供の喘息の発病は、1〜2歳までは、風邪症状にゼイゼイが伴う状況が時々みられ、 2〜5歳頃に、咳や熱の症状なくゼイゼイが出現して喘息と診断されるようになる場合が 多いようですが、12〜15歳頃で60〜80%が自然に治癒していくそうです。 うちの子供は2歳で発病し、15歳でも時々喘息症状が見られます。

さらに詳しいことをお知りになりたい場合は、 こちらをどうぞ。  体験談などは、 おしゃべりボードに書き込みして ください。

 その他の喘息に関する情報源
Zensoku Web

ぜんそくと闘っている方のホームページ

大気汚染とぜん息

ZENSOKU-NETWORK

みずほのぜんそく

 ⇒ 喘息(ぜんそく)の代表的な薬

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