Subject  : ひざの痛み

カテゴリー: 健康・医療情報 


 ひざの痛み
 膝が腫れて痛く、曲げ伸ばしに差し支えを感じたら、膝関節に何かの炎症が起こっています。 ケガによる場合、膝をねじったとか、転んでぶつけたりしたことがきっかけなら、関節の軟骨や靱帯さらに骨を傷つけているのではないかと疑ってみる必要があります。この場合、関節の中に血液がたまっている事が多く、関節を支える大事な骨や半月板や靱帯が裂けたりしていないかレントゲン検査、さらにMRIなどの検査が必要です。
中年以上の方で、ケガをした覚えがないのに腫れてきた場合には、 「変形性関節症」の場合が多いです。加齢とともに関節の軟骨が、 磨耗したり障害を受け、痛みが発生します。 60代で増えはじめ70代では女性の65%がひざの痛みを抱えて います。80歳をすぎると大半の人が痛みを感じます。
その他、慢性関節リウマチを中心とする膠原病とその類の疾患で あるが、このほかにも数多くの疾患において関節痛が認められる。 関節痛の部位に一致して、腫脹、熱感、発赤を認めれば、単なる 関節痛ではなく、関節炎の存在を考えたほうがいいです。 痛風、高齢者では結晶性関節炎などが考えられます。
膝が腫れた時には、血液がたまったり、あるいは、膿がたまっていることがありますので、必ず関節液を調べる必要があります。どんな液がたまっているかで治療方針が大きく変わります。

■ ひざの裏が痛い時
 膝の裏の痛みの原因は様々です。考えられる原因疾患として、半月板損傷 後十字靭帯損傷ベーカー嚢腫 などがあります。

● 変形性関節症の場合

ひざの痛みを治すには、軟骨の働きを正常化させる必要があります。 そのためには、 グルコサミンが新しい軟骨の形成を促し、 コンドロイチン硫酸が 軟骨分解酵素の働きをコントロールし、 グルコサミンとコンドロイチン硫酸は協力しあって軟骨のダメージ を修復させる必要があります。
サポーター、膝装具などで支えて、時には杖を使って膝をしばらく安静にすることも大切です。慢性的に持続する膝の腫れには大腿四頭筋という太腿の筋肉を強くする運動療法も大切です。内服薬や湿布等でもかなり良くなりますが、炎症を抑える目的の関節注射や、軟骨の滑りを良くする関節注射液などもあります。

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