Subject  : かぜ薬の種類と副作用

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 かぜ薬の種類と副作用
 かぜは種々の病原体で起こる呼吸器の急性炎症性疾患の総称で、一般に冬季に地域的流行がみられ、1〜2週間の潜伏期の後発症し、鼻汁、咽頭痛、咳嗽などの呼吸器症状に発熱、頭痛などの全身症状を伴ない、多くの場合は1週間前後で治癒に至る疾患群です。「ただのかぜだろう」と自己判断していると大変なことになることもあります。

薬の種類 薬剤名 メモ
鎮痛薬/解熱薬
痛みを和らげ、熱を下げる
アセトアミノフェン
アスピリン
イブプロフェン
ナプロキセン
ほとんどなし
ライ症候群の可能性、胃痛
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は胃痛
抗ヒスタミン薬
鼻の通りを良くし、
くしゃみを抑える
ブロムフェニラミン
クロルフェニラミン
クレマスチン
ジフェンヒドラミン
いずれも次の副作用を引き起こす可能性あり。
眠気、口渇感、視力障害、排尿障害、便秘、
高齢者では立ちくらみや錯乱
せき止め薬
せきを抑える
ベンゾナテート
コデイン
デキストロメトルファン
錯乱、悪心
便秘、眠気、排尿障害、胃の不調
ほとんどないが、高用量で錯乱や神経過敏、興奮
点鼻用スプレー
鼻づまりを改善する
ナファゾリン
オキシメタゾリン
フェニレフリン
キシロメタゾリン
うっ血のリバウンド
(薬の効果が消えると使用前より症状が悪化)
血管収縮薬
鼻水を抑える
プソイドエフェドリン 動悸、血圧上昇、神経過敏、不眠
去たん薬
たんの切れを良く
する
グアイフェネシン ほとんどないが、高用量で頭痛や胃の不調

 ⇒ かぜ症候群(普通感冒)

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