Subject  : 胆道ジスキネジー

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 胆道ジスキネジー
胆道ジスキネジーというのは、胆石や胆嚢炎のない人で、胆嚢の病気と思われる症状があるものをいいます。ジスキネジーとは機能異常のことです。 自律神経機能やホルモン分泌の異常が原因と言われる。これにより、胆汁の流れが悪くなるためである。

 【症状】
右季肋部(上腹部)に鈍い痛みや仙痛があり、痛みは右肩に放散しますが、黄疸はでません。 脂肪の多い食事で発病するなど、胆石症と似た点が多く、区別は難しいものです。 胸やけやおなかの張り、悪心、発汗、下痢あるいは使秘などの症状を伴うことがあります。

 【治療】
規則正しい生活により、ストレス、疲れを避けることが必要である。鎮痛剤等の薬剤を使うこともある。 運動亢進性,過緊張性,低緊張性に分けられ,それに応じた内科的治療を行う.
運動亢進型には鎮痛剤や鎮痙剤を用いて胆嚢の働きを抑制し、緊張低下型には胆汁分泌促進剤などを用いて胆嚢の運動を促すなど、薬物療法が効果的です。 同様に、食事療法では運動亢進型なら脂肪分を枠えて胆汁の分泌を抑え、緊張低下型であれば逆に胆嚢を刺激するため脂肋分を適度に摂取するなどの方法をとります。 睡眠、運動、食事など、日々の生活を、規則正しくすること、精神的に安定した生活を送ることが大切です。 精神安定剤を用いることもあります。
 ⇒ 胆嚢の病気

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