Subject   : 画像診断と医用画像処理

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学 


 画像診断
 X線撮影のように体内を画像化して診断する方法。 画像診断とは、体の外から診るだけでは分からない体内の様子や病気(腫瘍、梗塞、動脈瘤等)を画像にして、異常がないかどうかを診断する医療技術のことで、体内の画像を得る装置として以下.のような種類があります。

種類 メモ
コンピューター断層撮影法(CT) Computed Tomography
磁気共鳴映像法(MRI) Magnetic Resonance Imaging
機能的核磁気共鳴断層画像法(fMRI)
陽電子放射断層撮影法(PET)
超音波診断法 1.5 から 15.0 MHzの超音波を使い、組織からの反射によって二次元画像を取得する。
シンチグラフィ 体内に投与した放射性同位体から放出される放射線を検出し、その分布を画像化
血管造影(血管撮影) 造影剤を血管に注入してX撮影を行い、血管の異常を観察する検査


 医用画像処理(Medical imaging)
臨床(病気の診断および検査)や医学(解剖学的研究)のために人体(およびその部分)の画像を生成する技法およびプロセスを指す。人間に限らない「生体画像処理」の一部であり、放射線医学、内視鏡検査、サーモグラフィー、医用写真撮影、顕微鏡検査などとも密接に関連する。本来、画像を生成するよう設計されていなかった測定手法や記録手法(脳波や脳磁図)も一種の地図のように表せるデータを生成することから、医用画像処理の一形態と見ることもできる。

画像を(時には撮影も行い)医学的に解釈する医師を放射線診断医あるいは画像診断医と呼び、医師の専門分野のひとつである。診療放射線技師は診断用医用画像の撮影を行う。撮影された画像に対し必要に応じた画像処理を施すことは、医用画像処理の一分野であるが、画像診断医あるいは診療放射線技師のいずれもが行うことがある(MRIあるいはUSについては臨床検査技師が行うこともある)。
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