Subject  : ファビピラビル(アビガン)

カテゴリー: 健康・医療情報 > 薬学 


 ファビピラビル(アビガン)
 ファビピラビル(Favipiravir)は、富山大学医学部教授の白木公康と富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業(現:富士フイルム富山化学)が共同研究で開発した核酸アナログでRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤 である。開発コードのT-705、あるいは商品名であるアビガン(Avigan、登録商標第4500382号ほか) の名前でも呼ばれる。

ファビピラビルは2014年に日本で承認された抗インフルエンザウイルス薬。新型インフルエンザが発生した場合にしか使用できないため、市場には流通していませんが、新型インフルエンザに備えて国が備蓄しています。

インフルエンザの治療薬であるタミフル・リレンザなどに似て、ウイルスの増殖を抑制する働きがあります。

これまで、新型コロナ治療薬としての承認を目指して藤田医科大学を中心とした医療機関グループが臨床試験が実施されていましたが、「ウイルスの消失や解熱に至りやすい傾向が見られたものの、明確に『効果がある』とは言えない」という趣旨の最終報告がなされました。

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 ⇒ 開発中のCOVID-19の治療薬

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