Subject  : レニベース

カテゴリー: 健康・医療情報 > 薬学 


 レニベース
 息切れ、むくみなどの心不全の症状をやわらげるお薬です。 血圧を下げるお薬です。 末梢の血管をひろげて血圧を下げる働きがあります。 血圧を上げる物質(アンジオテンシンU)の働きをおさえます。これにより、体の血管が広がり、また水分や電解質が調整されて血圧が下がります。心臓や腎臓の負担を軽くする効果もあります。

おもに高血圧症の治療に使用されています。病状にもよりますが、心臓病(心不全など)や腎臓病(腎硬化症、糖尿病性腎症など)にも有効です。血圧を適切にたもつことは、将来起こるかもしれない脳卒中や心臓病、腎臓病を防ぐことにつながります。

ACE阻害薬と呼ばれる系統です。この系統は効き目がよく、また安全性も高いので、高血圧の治療に第一選択されるようになりました。とくに、心不全や糖尿病のある人に向きます。 血糖、尿酸、脂質などに影響しません。年齢を問わず広く用いることができます。 予後改善効果(長生き)についても、長期臨床試験により証明されています。心不全や腎不全、糖尿病性腎症においても、有効性が示されています。

 ▼ 主な副作用
 クレアチニン上昇、貧血、白血球減少、発疹、皮膚そう痒、めまい、頭痛、眠気、低血圧、動悸、胸痛

 ⇒ 心臓病(循環器疾患)の薬と働き

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]