Subject  : テノーミン

カテゴリー: 健康・医療情報 > 薬学 


 テノーミン
 β受容体遮断作用により血圧を低下させ、また心拍数を下げて狭心症の発作を予防し、頻脈性不整脈を抑制します。 通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈の治療に用いられます。

テノーミンはアテノロールを成分・一般名とする高血圧、狭心症不整脈に対して効果がある薬です。

テノーミンの特徴として、1日1回の使用で効果があり、いわゆる β遮断薬の中でもβ1に対して比較的高い選択性を持ったβ遮断薬とされています。

テノーミンの作用機序は交感神経のβ受容体遮断作用によるものです。 β受容体には主に3種類あり、β1、β2、β3と分類されます。この中でβ1が主に心臓にあり、β2は血管平滑筋や気管支平滑筋にあります。 β1を阻害すると心臓の働きを抑えることができ、脈拍を抑え、結果として不整脈や狭心症、高血圧の治療につながります。

一方、β2を阻害すると気管支の拡張が阻害され、喘息発作を誘発するような可能性もあります。 テノーミンはβ遮断薬の中でも比較的β1に対して高い選択性を持っており、副作用が抑えられている薬の一つです。

 ▼ 主な副作用
 テノーミンの主な副作用は徐脈1.57%、徐脈を含む心拍数心リズム障害1.69%、めまいなどの中枢神経系障害0.84%、倦怠感などの一般的全身障害0.65%とされています

 ⇒ 心臓病(循環器疾患)の薬と働き

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