Subject  : AT-527

カテゴリー: 健康・医療情報 > 薬学 


 AT-527
 AT-527は、RNAウイルスの複製に必要なウイルスRNAポリメラーゼの阻害作用を有する直接作用型抗ウイルス剤であり、米国・アテア社により創製されました。同剤は、COVID-19に対する経口治療薬としての可能性が検討されています。ロシュ社とアテア社は、同剤の開発を共同で実施し、承認された場合は、米国での販売はアテア社、全世界での製造および米国外の販売はロシュ社が担います。このたびのロシュ社と中外製薬のライセンス契約により、中外製薬は日本におけるAT-527に対する独占的な開発権および販売権を取得します。

RdRPによる転写を阻害するグアノシンの核酸アナログ製剤であり、C型肝炎の治療薬として開発が進められてきた経口摂取が可能な化合物である。 「3CLプロテアーゼ」という酵素を阻害して新型コロナウイルスが増えないようにする

 ▼ 副作用
 

 ■COVID-19に対する効果
 軽症又は中等症COVID-19非入院患者を対象としたRO7496998(AT-527)の有効性,安全性及び抗ウイルス活性を評価する多施設共同第III相ランダム化二重盲検プラセボ対照試験中、軽症から中等症の外来新型コロナ患者に対する有効性・安全性を評価する予定としている。
 ⇒ 開発中のCOVID-19の治療薬

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]