Subject  : 強直性脊椎炎(AS)

カテゴリー: 健康・医療情報 


 強直性脊椎炎(AS)
 強直性脊椎炎(ankylosing spondylitis)は、反応性関節炎(Reiter症候群)、乾癬性関節炎、炎症性腸疾患に伴う関節炎、若年性脊椎関節症、分類不能な脊椎関節症などとともに、血清反応陰性関節炎(脊椎関節症)に含まれる疾患の一つである。リウマトイド因子や抗環状シトルリン化ペプチド抗体(抗CCP抗体)が陰性で、主に脊椎(脊椎椎間関節、椎体辺縁)、仙腸関節、末梢関節(特に下肢)、腱や靭帯の骨への付着部が侵される疾患。靭帯付着部などの関節辺縁に限局した骨炎が生じ、軟骨下骨や線維軟骨が肉芽組織に置換され、炎症が収まるのに伴いこの肉芽組織が骨化し、骨強直を来す。関節リウマチが関節腔内の滑膜炎であるのに対し、この疾患では基本的に筋・腱の骨付着部における炎症である。

【症状】
 非定型的で両側性の腰部、背部、股関節、膝、肩関節のこわばり(特に朝に強い)や痛み、臀部痛などがあり、また腰背部、時に股関節や膝関節、肩関節では可動域に制限がみられる。胸郭運動の制限もしばしば認め、深呼吸で胸部痛がある。
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