Subject  : 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

カテゴリー: 健康・医療情報 


 掌蹠膿疱症(掌蹠膿疱症性骨関節炎)
 掌蹠膿疱症(掌蹠膿疱症性骨関節炎)はウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くみられる病気で、周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。ときに、足と手のほかにスネや膝にも皮疹が出ることがあります。皮疹は小さな水ぶくれ(水疱)が生じ、次第に膿疱に変化します。その後、かさぶた(痂皮)となり、角層(皮膚の最表層にある薄い層)がはげ落ちます。後にこれらの皮疹が混じった状態になります。出始めに、よくかゆくなります。また、鎖骨や胸の中央(胸鎖肋関節症)やその他の関節が痛くなることがあります。足の皮疹は水虫によく似ていますので、診断をはっきりさせるために皮膚表面の角層を一部取り、顕微鏡で調べて、水虫を起こすカビ(白癬菌)がいるかどうか調べる必要があります。その他、間違いやすい皮膚病としてかぶれ(接触皮膚炎)や乾癬などがあります。

【治療】
 先ず外用療法を選択します。 かゆみが強かったり、新しい皮疹がたくさん出る場合は強いステロイド軟膏を使用し、良くなってきたら弱いステロイド軟膏や活性型ビタミンD3軟膏に変更します。 皮疹が頑固な場合は紫外線療法や短期間のビタミンA誘導体の内服を行うこともあります。
 ⇒ 骨、関節、筋肉の病気

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