Subject  : 類天疱瘡

カテゴリー: 健康・医療情報 > 自己免疫疾患


 類天疱瘡
 類天疱瘡(後天性表皮水疱症を含む)は,表皮基底膜構成タンパクに対する自己抗体(IgG)によって,表皮下水疱をきたす自己免疫性水疱症です.全身の皮膚および粘膜に,水疱やびらんを生じます.類天疱瘡には,水疱性類天疱瘡(主に皮膚に症状)と粘膜類天疱瘡(主に粘膜に症状)の亜型が存在します.後天性表皮水疱症は,水疱性類天疱瘡と臨床症状が類似しており,病理学的所見,蛍光抗体法所見から両疾患を鑑別することは困難であり,現時点では同一の疾病として取り扱われています. 類天疱瘡でみとめられる自己抗体の標的抗原は,表皮基底細胞と基底膜を結合する接着構造であるヘミデスモゾームに存在する230 kD類天疱瘡抗原(BP230, BPAG1)と180 kD類天疱瘡抗原(BP180, BPAG2)です.後天性表皮水疱症では抗Z型コラーゲン抗体が検出されます.

 ■ 類天疱瘡の臨床的特徴
 緊満性水疱と紅斑(皮膚・粘膜)

 ■ 後天性表皮水疱症
 機械的刺激にともなう水疱やびらんの形成

<出典:難病情報センター>
 ⇒ 膠原病(自己免疫疾患)

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