Subject  : 自己免疫性神経障害

カテゴリー: 健康・医療情報 > 自己免疫疾患


 自己免疫性神経障害
 自己免疫性神経障害には多発性硬化症(MS)、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、フィッシャー症候群、 慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)、多巣性運動ニューロパチー、クロウ・フカセ症候群、HTLV-1関連脊髄症(HAM)の8つの免疫性神経疾患があります。

 ■ 重症筋無力症(指定難病11)
 末梢神経 と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の受容体が 自己抗体 により破壊される自己免疫疾患です。 全身の筋力低下、 易疲労性 が出現し、特に眼瞼下垂、 複視 などの眼の症状をおこしやすいことが特徴です(眼の症状だけの場合は眼筋型、全身の症状があるものを全身型とよんでいます)

 ■ フィッシャー症候群
 フィッシャー症候群は急性の外眼筋麻痺・運動失調・腱反射消失を三徴とする免疫 介在性ニューロパチーである. 多くは上気道系感染後に発症し,1-2 週進行した後に自然経過で改善に向かうとい う単相性の経過をとる. 先行感染,髄液蛋白細胞解離などのギラン・バレー症候群と共通する特徴を有し, 同症候群の亜型と考えられている.

 ■ 多巣性運動ニューロパチー
 多巣性運動ニューロパチー(multifocal motor neuropathy:MMN)は,感覚障 害を伴わない左右非対称性の上肢遠位優位筋力低下と筋萎縮を主徴とする後天性の 慢性脱髄性末梢神経疾患である. 発症に免疫学的機序が推察され,経静脈的免疫グロブリン療法(IVIg)による治療が可能な疾 患である.

<出典:難病情報センター>
 ⇒ 膠原病(自己免疫疾患)

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