Subject  : 自己免疫性汎血球減少症

カテゴリー: 健康・医療情報 > 自己免疫疾患


 自己免疫性汎血球減少症
 汎血球(はんけっきゅう)減少とは、赤血球、白血球、血小板、3つの血球成分が全て正常よりも少なくなってしまっている状態を指します。症状としては、赤血球の減少による貧血の症状、白血球の減少による感染しやすくなる症状、血小板の減少による出血しやすくなる症状がみられます。進行がゆっくりの人や、程度が軽い人では症状が出ないこともあります。汎血球減少症の診断は血液検査をすれば容易にできますが、なぜ汎血球減少が起きているのか原因を突き詰めることが重要です。治療は汎血球減少が起きている原因によって大きく異なります。汎血球減少症が心配な人や治療したい人は血液内科や一般内科を受診してください。

特発性再生不良性貧血の大多数は、自己免疫的な(免疫を司る細胞が自分の細胞を攻撃する) 機序 によって造血幹細胞が傷害される結果発症すると考えられています。免疫というのは、外からの細菌やウイルスの感染を防ぐための体のしくみであり、主に白血球の中のリンパ球が担当しています。一方、自己免疫反応とは、このしくみが何らかの原因で変化した結果、リンパ球などが自分自身の細胞を傷害するようになることを指します。その結果起こる病気は自己免疫疾患と呼ばれています。特発性再生不良性貧血においては、造血幹細胞が自分自身のリンパ球によって傷害されると考えられています。

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<出典:難病情報センター>
 ⇒ 膠原病(自己免疫疾患)

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