| 検査方法 | 原理 | 特徴 |
|---|---|---|
| 酵素免疫法(EIA) | ウイルス抗原と特異抗体を反応させ、酵素反応により検出。特異抗体に直接酵素を標識して検出する直接法と二次抗体に酵素標識する間接法がある。 | 高感度 |
| 蛍光抗体法(FA) | ウイルス抗原と特異抗体を反応させ、蛍光色素により検出。特異抗体に直接蛍光物質を標識して検出する直接法と二次抗体に蛍光物質を標識する間接法がある。 | 特異性が高い |
| 遺伝子増幅法(PCR) | 熱変性1本鎖DNAに目的のプライマー(特異的に増幅させたい領域の各DNA末端と相補的20〜30塩基のDNA断片)を結合させ、DNAポリメラーゼによりDNA合成反応を行い、これを繰返す事により目的とするDNA配列を指数関数的に増幅。 | 高感度・特異性が高い |
| サザンブロットハイブリダイゼーション | 制限酵素で消化した検体DNAをアガロース電気泳動で分画、変性させた1本鎖DNAをメンブランに転写後、標識プローブとハイブリダイゼーションさせ、目的遺伝子を検出。 | DNAの量的、質的変化の異常を解析 |
| 液相(核酸)ハイブリダイゼーション | 液相中で検体を溶菌処理し、遊離したrRNAと標識プローブをハイブリダイゼーションさせ、形成した2本鎖ハイブリッドを分離、目的遺伝子を検出。 | 病原体のrRNAを標的とし、直接菌体を検出 |
| in situ ハイブリダイゼーション | スライドグラス上で、細胞や染色体のDNA、あるいはrRNAと標識プローブをハイブリダイゼーションさせ、顕微鏡下で検出。 | ウイルス感染細胞の確認・目的遺伝子の局在性を証明 |