Subject  : 血漿交換療法

カテゴリー: 健康・医療情報 


 血漿交換療法
 自己抗体を取り除く治療法 特殊な装置を使って、血液を血漿と血球にわけ、自己抗体が含まれる血漿を取り出し、代わりの血漿に置き換える治療です。

血漿交換を行うことで、血漿成分に含まれる病因物質を除去することができます。 適応としては、肝臓が機能しなくなったときなど、薬物治療のみでは十分な治療効果が期待できず、血漿交換を行うことにより病状の改善が期待できる場合に適応となります。
つまり、病因物質が血漿成分に含まれていると考えられ、それを血漿交換により除去できると考えられる様々な疾患が対象となります。
他の治療で病気を抑えきれない場合などに行います。 副作用として、感染症、血圧低下、出血傾向、アレルギー、電解質異常などに注意が必要です。
高齢者やからだの状態が良くない場合は、実施できないことがあります。 血液を原料とした血漿(製剤)に置き換えるため、ウイルス感染などの可能性はゼロではありません。

【治療方法】
 一般的には頸部や大腿部の太い静脈にカテーテルを挿入し、そこから血液を引いて(脱血)そして戻す(返血)必要があります。 血漿交換を行う際には患者さんはベッドに横になって頂き、約2、3時間かけて1回の血漿交換を行います。 但し、1回の血漿交換で処理される血漿量はおよそ3Lであり、患者さんの血液がすべて置き換わる訳ではありません。 このため、一連の治療として数回繰り返し行う必要があります。
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