Subject   : 下垂体(hypophysis 、pituitary gland)

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学 


 下垂体(hypophysis 、pituitary gland)
脳の下にぶら下がっているように見えるので、脳下垂体と言った時期もありました。
下垂体は、前葉、中間部、後葉からなり、 前葉から分泌される、成長ホルモン以外は、 必ず、標的器官があります。 (成長ホルモンも詳しく言えば標的器官しての骨の成長点があります)

■ 前葉から
1) 成長ホルモン。growth hormone(GH)、 GHの分泌は視床下部の成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)と ソマトスタチンによって二重の分泌支配をうける。GHの重要な生物活性は、 蛋白質合成と軟骨発育の促進、および脂肪分解作用です。 GHの過剰分泌は、先端巨大症または下垂体性巨人症となり、 分泌低下により下垂体性小人症になります。
2) プロラクチン。prolactin(PRL)、
3) 副腎皮質刺激ホルモン。adrenocorticotrpic hormone (ACTH)、
4) 甲状腺刺激ホルモン。thyroid stimulating hormone (TSH)、
5) 卵胞刺激ホルモン。follicle stimulatig hormone (FSH)、
6) 黄体形成(化)ホルモン。luteinizing hormone (LH)

■ 中葉(中間部)から
メラニン刺激ホルモンが分泌されます。

■ 後葉から
視床下部神経核細胞により生成されたオキシトシンとADH(バゾプレッシン)が 下垂体の後葉に蓄えられます。


 ⇒ 内分泌系

[メニューへ戻る]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]